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東京都心はパラレルパラレル

最近あまりできてないんだけど映画とかアニメとかドラマとか所謂映像作品を見るのが好きでメンバーともよくそういった話をすることがあって



アニメとかは気付いたら好きだったんだけど、映画を好きになるのには貢献してくれたとある友人がいて毎週のようにそいつの家にTSUTAYAで借りたDVDと缶チューハイ2,3本持って泊まりに行ったりして



基本的にジャンルとかも決めずめちゃクソ深い映画を見たかと思えば次の週はしょーもないC級ホラー見たりなんかもしたりして


でも恋愛映画だけはお互い好みではなし、男2人で恋愛映画見てどないすんねんってことから見ることはなかったはずがなぜか実は1度だけ1作品だけ見ていて、だからか僕は題名すら忘れてしまったけど概要やシーンはいくつか印象に残っていて、ある日彼に「この前見たあの映画なんて名前だっけ?てかどんな終わりだっけ?なんか青いドアがシンボル的なやつ」と尋ねたところで彼は



「は?そんなの見たことなくね???」


「いやいやいや、何言うてんねん。女優やってるヒロインが主人公の本屋だかに買い物来てなんやかんやあって不幸自慢大会するやつ見たじゃん」


「は?調べてみたけど見たことないしそもそもこんな映画知らん。」



当時誰かの家で一緒に映画を見る友人なんて彼しかいなかったし、彼の部屋だったのも視聴中に言った彼の感想も覚えているのに見ていないとは何事だ。


後日彼と試しにその作品を見てみても


「いや見覚えないわこんな映画」


「いやいやいやこのシーンであんた『こういうの見るとタバコ吸いたくなるよな』とか言ってたべや」


「まあ確かに分かるけどホンマに知らん」


ってことらしいんですよ。


多分僕は何処かで世界線を超えてしまったのでしょう。

僕は彼とこの作品を見たけれどもこの世界線の彼ではなかったただそれだけの事なのでしょう。

僕の帰るべき世界線はどこなんですか。

探偵さんたち解決してください。




Negishi

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